マウンティングなどの発情の行為については、性別や年齢、うさぎさんを取り巻く環境などで見られることでもありますので、慌てることなく対応していただくことでよいのだと思います。ただし、自らの毛をむしるという行為に加え、そのむしった部分の皮膚が真っ赤であること、また炎症のように皮膚の状態が思わしくないことは、とても心配な状態です。また、トイレを使わなくなったということにも、サインが隠れているのかもしれません。縄張りの主張などであちこちでおしっこをするということももちろんありますが、体の具合が悪い、どこかが痛いなどの状況があるときにも、これまでとは違ったトイレの使い方、トイレを使わなくなるということがあるのです。どうぞすぐにでも獣医師に診せていただきたいと思います。病院が苦手であるのはどのうさぎさんも一緒です。それでも、うさぎさんの状態を知って病気を見つけてもらったり、それを治してあげられるよう手引きをしていただける場所なのです。また、うさぎさんは我慢する動物でもありますですので、そんなうさぎさんからの助けてのサインを見逃さないでいただきたいのです。もし、かかりつけの病院に安心してお願いすることができないということならば、別の病院に出向いてみるということもひとつの選択なのだと思います。その場合も、まずはお電話で、うさぎを診ていただけるのか、こういった状態だということを報告されてからがよいでしょう。どの病院がよいかわからないという時には、お住まいの地域の獣医師会などにお問い合わせいただくことでもよいのかもしれません。いずれにしましても、このままの状態ではなく、是非専門家に診ていただいて、今のうさぎさんの状態がどうなのか、病気が隠れていないかということを探っていただきたいと思います。