ウサギの人工保育について
はじめまして。ウサギの人工保育についてお聞きしたいことがあります。先週の火曜日、父が2羽の仔ウサギを拾ってきました。田んぼの真ん中でカラスに追いかけられていたとのことなので、野良か捨てられたウサギだと思われます。品種はわかりませんが、顔が丸く、耳が短いのでネザーランド・ドワーフかもしれません。初め刻んだ野菜や果物、仔ウサギ用のペレットを与えてみましたが、興味を示してくれないので、獣医さんの助言を受けて粉末の山羊乳と青汁を混ぜてお湯で溶いたものを与えています(嫌々ながらも飲んでくれるようになり、一回3~5gを日に4回与えています。)。体重は拾った当初は140g、一時は120g程度まで落ちましたが、少しずつ増えだし、現在は126gと130gです。特に外傷はなく、よく動き、毛づくろいは自分で出来ます。糞は黒くゴマくらいの大きさで下痢はしていません。プラスチックケースにタオルと牧草を敷いてケージ代わりにしています(授乳時以外は厚手のタオルを上からかぶせています)。食事以外は自力で出来る状態のようですが、生後何日くらいなのでしょうか。また、今後どのように世話をすればよいのでしょうか。ウサギを飼い始めて10年目になりますが、ここまで小さいウサギは初めてです。ご助言いただければ幸いです。
小型種である印象でもありますし、開眼もしていることでしょうから、それに加えて体重から察すれば、生後2週目前後と考えられるような印象です。もちろん個体差のあることですので、断定できることではないでしょうが、獣医師にも診ていただいているようですので、改めてご相談していただくこともよいのではないでしょうか。人工保育の場合には、順調に体重が増えているかというチェックを怠らないことも大事なことです。推定できる年齢から考えると、まだミルクで栄養を与える時期でもあります。もう少しすれば、固形物(ペレットや牧草)にも興味を示してくれることでしょうが、成長が遅いという場合には、離乳を焦らずに、ミルク中心で栄養を与えてあげましょう。また排泄を促すことも大切です。ミルクを飲ませた後には、ぬるま湯に浸したコットン(脱脂綿)で下腹部を優しくさすってあげてください。こうすることでひとりで排泄できるようになります。また、寒くないように保温についても気をつけてあげてください。タオルと牧草で充分な環境になっているのか、朝晩の気温が下がる時でも、温かな環境であるのかということを確認していただくことが必要です。複数のうさぎさんということでもありますので、お互いの体温で、上手に暖をとっていることも考えられますが、快適に過ごしているかどうかということを観察してみていただきたいと思います。そして、今の段階では、うさぎを一時保護していただいた状態であるといえるのだと思います。飼い主より連絡がないか地元の警察・動物保護センター・保健所に問い合わせていただくことも大切なことだと思います。今回のような状況の場合は、赤ちゃんうさぎですので、これに当てはまらない場合もあるのだとは思いますが、 うさぎを保護した時にはなすべきこともあるということを知っていただきたいと思います。各所に届出が無い場合には、拾った方が保護できるようでしたら、警察に拾得届を出して、 動物保護センター・保健所に保護していることを連絡していただくという手順があります。当店HP「うさぎ総合事典」のうさぎの福祉の項目に、「うさぎを見つけたら」と称して紹介しておりますので、是非ことらも参照いただければと存じます。体重が順調に増えて、それぞれが離乳できるように、うさぎさんの成長を見守っていただきたいと思います。成長に関して不安がある時などには、獣医師にも是非ご相談してくださいね。
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