うさぎさんが飼い主さんの体の一部などを舐めるという行為は、よく聞くようではありますが、そう多いことではなく、とても珍しいことでもあるといえるのです。全てのうさぎさんが見せる行動ではありませんので、貴重な体験をされているともいえることだと思います。そして、この行動は今後ずっと続くことが保証されているわけではなく、成長を重ねることであったり、環境が変わること、その子ごとの性格などの個体差により、見られなくなる場合もあるようです。今回のご質問にあるように、思春期をむかることでこの行動に変化が見られてくることも充分に考えられます。ご心配されているようなマウンティングのような問題行動が見られることもあるのかもしれません。ただこればかりは、その時になってみないとどう変化するのかはわかりかねてしまいます。全く変化せずに、舐めうさちゃんのままという可能性もあるわけですからね。今うさぎさんに与えている飼育環境に、今後問題行動に発展してしまうような危険性があるのかということを考えていただきながら、見直す必要がある場合にはよりよい環境に整えていただくとよいのかもしれません。朝晩のスキンシップの時間の中で、その時間が長過ぎないかということや、その時に解放している行動範囲が広過ぎないか、しつけとなるある程度の制限を持たせているのかなどを見直していただくとよいと思います。今のところ特に問題がないということであれば、せっかくの触れ合いの時間ですので、このままの状態で様子を見ていただくとよいでしょう。ちょっとでもうさぎさんの行動に変化が見られた時に、どこを改善する必要があるかということを考えていただくことでも遅くはないと思います。