大豆はそれが生の場合、毒性があるものとしてうさぎさんに与えてはいけないということがいわれています。今回の場合は生ではなく、乾燥大豆ということですので、この毒性などの危険はないこととは思いますが、よく考えてみることは重要なことではないでしょうか。大豆の栄養成分は、たんぱく質、炭水化物、脂質がより豊富に含まれる食品です。良質のたんぱく質はうさぎさんにとって必要ではあるものでしょうが、炭水化物や脂質は注意すべき点があると思います。多すぎるものは、うさぎには適していないといえると思います。また、今回の場合は、一日２０粒という量、これも見直すことが必要ではないかと思います。おやつとして与える量ではないといった印象があります。ペレットを食べないということが、この大豆を食べていることで見られている状況とも感じられます。ただ、健康状態、体重、排泄の状況や盲腸糞の状態など、うさぎさんに問題がないという場合には、このうさぎさんにとってはよい結果を見せているということとも捉えられるのかもしれません。ですが、本来あるうさぎさんにとっての食事内容とは必ずしもいい難い状況でもありますので、健康状態を診ていただきながら、改善する必要があるのかどうか、専門家の目でみて判断していただくほうがよいと思います。牧草などの繊維質を取り込む量も多くはないようですので、腸の動きが鈍ったり、ガスが溜まりやすくなったり、問題となることに繋がりかねない状況でもありますから、是非かかりつけの獣医師にもご相談いただきたいと思います。