ご家族の中でどなたかひとりにだけ、見せる行動が違うというご質問は、こちらでも少なからずお受けする内容です。うさぎさんが見せる行動に違いがあるということは、うさぎさん目線で考えてみた時、それなりの理由ということがあるのだと思います。今回の場合ですと、手足の他に顔までもということ、甘噛みの範囲であること、撫でてあげることを受け入れていることなどから推測すると、構ってほしいという行動では？と考えられます。普段のコミュニケーションが少ないということですので、まだまだどんな人なのかということを探りたいという気持ちでもあるのかもしれません。縄張りの主張や優位性を示す行動という場合もありますが、その場合には、甘噛みからエスカレートしてしまうようだったり、マウンティングの行為が見られたりと、もっとアクションも大きくなることもあるのだと思います。推測されていらっしゃるように、月齢からも大人の仲間入りとなる年齢ですので、思春期に見られる発情などとも捉えられることもあるかと思いますから、まずはうさぎさんの飼育環境がどういった状態なのかということを、見直してみていただくとよいのかもしれません。制限のない環境で自由に過ごしているというのであれば、ある程度の広さをうさぎさん専用の場所として与えていただくなどして、縄張り行為や発情に対しての助長されない環境を作っていただき、どういった行動の変化が見られるのかを探っていただくこともよろしいのではないでしょうか。うさぎさんと同じ空間で過ごす時には、牧草やおもちゃなどを手にして、そちらに気がむくように仕向けて、遊ばせてあげることなどもよいのかもしれませんね。