まずは食事に関してですが、ペレットとキャベツに牧草という内容で順調に体重も増加しているようですし、その他気になる症状（例えば糞やおしっこの状況）などはないようでもありますので、この子にとって、適切な食事ということでもあるのだと思います。ただし、水を与えていないという点については、是非見直しをしていただきたいと思います。キャベツから水分を取り込んでいるということがあるようではありますが、うさぎにも飲み水は必要なのです。水分が不足すると、消化器官や、結石などのトラブルが起きたりすることもありますので、飲むことができる環境を与えてあげてください。給水ボトルで与えることもそうですが、ボトルを使ったことがないというようであれば、器と併用しながら与えていただく必要があると思います。器の場合には、簡単に引っくり返されないような容器で与えていただくことや、固定式の餌入れを水入れとして、ケージに取り付けてあげることもよい方法です。そしてボトルの使い方も一緒に教えてあげましょう。ノズルの先を指でまわしてあげて「こうすると水が出るからね」と目の前で見せてあげてください。水を取り込むことができるようになれば、キャベツの水分量なども気になってくることではあると思います。飲み水を積極的に取り込んでいるようならば、キャベツの量は少し減らしながら様子を見ていただくこともよいのかもしれません。飲み水でお腹がゆるくなることはないですが、これまで取り込んでいなかったものを取り込ることで、野菜からの水分量が多いという結果にも繋がるかもしれませんので、様子を見て与えていただきたいと思います。体重に関しては、2ヶ月半の今現在がどのぐらいなのかにもよることだと思います。また体重だけをみるのではなく、骨格や肉付きから、その子の適正体重を診ていただくことがよいでしょうね。健康診断も合わせて、一度獣医師に診ていただくことがよいと思いますよ。次に、ケージの中を掃除した後、あれこれ自分の好きなように模様替え（？）するという行動に関しては、きっとうさぎさんなりのケージの使い方があるということなのだと思います。私たちでも、これはここに置くなど、人それぞれの部屋や物の使い方がありますから、それと一緒なのではないかと感じます。掃除の後にどのようにものを移動しているのか、それがいつも同じなのかということがわかれば、ケージの中の使い方（縄張り）が、このうさぎさんにとってかなり明確であるのではないかと思います。それがわかるようであれば、きれいにした後、その環境に近い状況を作ってあげるということもできるのかもしれません。また、単純に自分の好きなように動かす、散らかす（？）ということが好きだったり、落ち着いたりしているのかもしれませんね。それから、爪切りに関してですが、ご自分で切ることができない、自信がないという場合には、やはり専門家にお願いすることがよいでしょう。お迎えしたショップでお願いすることももちろんですし、お近くでうさぎを診てくれる獣医師などでもよいでしょう。先ほどの体重や成長のこともありますので、専門家に診ていただくこともよいのだと思いますよ。そして、しゃっくりは、うさぎさんも見せる症状のひとつです。横隔膜の一時的な痙攣ということになりますから、横隔膜を持っている生き物に関しては起こりうることです。うさぎもこの横隔膜をもってます。しゃっくり自体は、しばらくしておさまるのならさほど問題はないと思われます。ただ、しゃっくりと思っていたものが、クシャミなどである場合もありますので、注意深く観察していただくことが必要です。