まずは、ぺレットの量に関してですが、体重が増えたということの理由を考えてみるとよいのだと思います。食事の内容にこれまでと変化がないということであれば、年齢的に考えてみると、代謝が落ちてきたということも考えられるのだと思います。我々も年齢を重ねることで代謝が減り、同じ食事内容でも体重が増えてくることがありますので、同様の状態が見られているのではと推測できます。また、体重の増加が、直接病気などに繋がることは少ないかもしれませんが、うさぎさんの様子に合わせて、体のチェックも行っていただくとよいのかもしれません。どこかが張っていたり、普段とは違うような状況が見られた時には、獣医師に詳しく調べていただくことがよいでしょう。ネザーのうさぎさんですので、標準体重から換算すれば、一日２０gという量は多くはない量だと思います。ただ、体重を管理してあげることから考えれば、この量をキープしつつ、繊維質の多い牧草もたっぷり取り込んでもらうことや、代謝によることが原因であるならば、運動量も増やしてあげるか、もしくはもうちょっとぺレット量を制限していただくということでもよいのかもしれません。普段診ていただいている獣医師ともご相談の上、この子にとってのベストなぺレット量を見つけていただくことがよいと思います。次に、乳酸菌とアクティブエンザイムの関係性ですが、いずれもウーリー社の製品でもありますので、ウーリー社のHPでも確認してみました。アクティブエンザイムの与え方の注意事項には特にこういった記述はないようです。そしてうさぎの乳酸菌の商品紹介には、アクティブエンザイムとの併用で、毛球症予防効果が相乗効果によって高まるという記述があります。併用することでの乳酸菌の効果についての記述がありませんが、併用して与えていただきたいと促していることでもありますので、それぞれの効果を取り込めることなのだといえると思います。ご覧いただいたサイトで、どういった理由により、効果がなくなってしまうのか、また、どのような与え方が望ましいのかをお伺いされることがよいのではないでしょうか。牧草に関しては、繊維質の多いものがより様々な効果をもたらしてくれることではありますが、おっしゃるようにまずは食べてもらうということが重要なのです。いくら繊維質の多い牧草であっても、それを口にしてくれないことには意味がありません。柔らかい牧草であっても、それを食べてくれることで、牧草を食べる事で得られる、毛球症の予防や歯の摩耗、腸内細菌の安定やストレスの軽減などが見込めるわけですから、食べてくれる牧草を与えていただくことも大切なのです。もちろん普段とは違う牧草も、何らかの理由によって突然食べてくれることもありますから、諦めずに与え続けていただくことも大事なのだと思います。ぺレットを制限した時など、牧草により食欲を見せるようにもなりますので、是非与え続けていただきたいと思いますよ。