牧草をメインにすること、これを勧められたということの本質が何なのかが重要なのだと思います。年齢だけを見てということなのか、体重と年齢から見ていることなのか、また体重だけではなく、肉付きなどで体重を制限することが必要になったのかということです。実際にうさぎさんを診ての判断ということですから、骨格や肉付きから、この子のベスト体重が見えていて、それに伴ってのご意見なのではないでしょうか。今一度どういった考えでのご意見なのかということをお伺いされたほうが、飼い主さんもすっきりするのではないかと思います。まだ３ヶ月に満たないのだというお気持ちも合わせて、ご意見をいただとよいのではないでしょうか。もうすぐ３ヶ月ということですので、与えるぺレット量の制限を始めるには早くない時期でもあります。体重だけをみれば、しっかり成長していることでもありますので、体も十分に出来上がってきている印象はお受けします。これまでの食べ放題の与え方が、どの程度の量を食べていたのかをまず把握することは大事なことだと思います。制限する際には、適正体重（もしくは生後３～４ヶ月の体重）の３～５％量を一日量として、それを朝晩にわけて与えます。５％よりも多くの量を食べているということであれば、まずはこの５％量に近付くように、少しずつ与える量を管理していきましょう。一気に少なくするということではなく、徐々に与え方を変えてあげることでよいのです。それに伴って、チモシー牧草をたっぷり与えていただいて、今までよりもぺレットが少なくなったということを紛らわせてあげることがよいですね。牧草をもともとは多くを食べないうさぎさんということですが、ぺレット中心の食事では、牧草は二の次になってしまうことは仕方のない事です。より美味しいものでお腹がいっぱいなのですからね。はじめから牧草が大好きという子もいますが、そうではない子もたくさんいます。ぺレットの量が制限されることで、牧草にも目がいくようになりますので、悩む前にうさぎさんが食べるような環境を与えてみるということが大切なのです。食事量もきちんと管理しながら、それに合わせて体重管理も行うこと、排泄の状態やうさぎさんの様子なども気にかけていただいて、うさぎさんの体調に変化がないかということも観察していただくことが大切ですので、よい環境を与えて観察してみてください。