３ヶ月のうさぎさんですから、そろそろ思春期といえる時期が訪れていると解釈できそうです。縄張りの主張をするようになりますので、このことが攻撃性として見られているのかもしれません。攻撃性は、別の見方をすれば、うさぎさんが気持ちを伝えている（自我）ともとらえられるでしょうから、コミュニケーションを図ろうとしているという解釈もできるのです。特に女の子の場合には、自分の縄張り（ケージの中）により強い意識を持つ事があります。そういった気持ちが生まれていれば、その中に別の人（手など）が入ってきたりすることは、その自分の縄張りを荒らされるなどと勘違いして、行動に移しているということなのだと思います。うさぎさんの生活のリズムがきちんと出来ているようですので、それに合わせて、飼い主さん側からの希望を通すのではなく、うさぎさんの時間も尊重してあげるということが大事なのかもしれません。日中は自分の縄張りの中で好きなように過ごさせてあげること、触れあう時間は夜にしてあげることがよいのではないでしょうか。ケージの外に出してあげる場合も、はじめは行動範囲の縄張りチェックで忙しいですから、手を出さずに見守ってあげましょう。時間がくれば飼い主さんに興味を示してきますので、この時にコミュニケーションをとっていただくとよいと思います。そして内容を拝見する上では、慣れていないうさぎさんとは感じられませんよ。ペットホテルでは環境が変わったことで、とても警戒していたのかもしれません。家族と離れて不安だったのではないでしょうか。帰ってきてからの様子はいかがですか？ホテルから戻ってくると、うさぎさんの様子に変化があることもありますので、これまで以上によく観察していただくことと、やさしく愛情を込めて接していただきたいと思います。まだまだ成長期ですから、成長を重ねていくことでも行動に変化が見られるようになります。どう変化するのかを楽しみにしていただきながら、過ごしていただきたいと思いますよ。