牧草は、１番刈り、２番刈り、３番刈りとよく耳にされることではありますが、もちろんその後にも刈りとられている場合もあります。温暖な気候で、よく生育する場合には、４番刈り、５番刈りといった牧草も収穫されるのです。ただ、販売されている牧草では、１番刈り～３番刈りまでが、その多くの数を占めているのではないでしょうか（特に一番刈りですね！）１番刈りの特徴は、なんといっても繊維質が高いということでしょう。与えた際によく歯を使って食べることになりますので、不正咬合の予防にもなります。２番刈り、３番刈りなるにつれ、茎などの堅い部分が少なくなり、その分やわらかうということが特徴になるでしょう。堅い牧草が苦手という子には、これらを与えていただくことで、１番刈りまでの効果が見込めないにしても、牧草を取り込んでもらえることができるといえるでしょう。１番刈りをしっかり食べてくれる子の場合でしたら、２番刈りや３番刈りはおやつ程度の与え方で、基本的には１番刈りを食べてもらうことが望ましいですね。ただ、意地になって１番刈りを食べさせるということではなく、牧草好きな子になってもらえるように、牧草の種類を替えてみたり、産地を替えてみたり、食べてくれる牧草を探していただければよいのだと思います。そして牧草はお腹の調子を安定させてくれますし、病気の予防にもなるといえると思います。よく歯を使うことは、ストレスを軽減する効果もありますので、しっかり牧草を食べてもらえるように、工夫しながら与えていただきたいと思いますよ。