人工保育する場合には、ペット用（小動物用）のミルクが適しています。うさぎの母乳は、大変濃厚で高栄養であるといわれていますので、牛乳の成分とは非にならない程といえるのですね。ですから牛乳がいけないというわけではないのですが、栄養価が足りないといえるのだと思います。時期が来るまでは栄養価の高いペットミルクをしっかりと与えていただくことが、丈夫な体を作ることに必要なのですね。
うさぎの授乳は一日一回、お腹が真っ白くなって膨れるほどの与え方であると言われます。人工保育するときには、一日数回、うさぎさんのお腹が白くなるまでミルクを与えます。ミルクは温めて使いますので、湯せんしながらがよいでしょうね。与え方は哺乳びんやシリンジなど与える用具のミルクの出方なども確認していただくとよいでしょうね。はじめは時間がかかると思いますが是非、お腹いっぱいになるようトライしてみてくださいね。
そして赤ちゃんうさぎは体調が変化しやすいです。体も作っていく大事な時期ですので、より気をつけなければなりません。下痢をしたり、食欲がないなど、うさぎさんの様子が急変する場合が少なくないですから、そのような時は直ぐに獣医師に相談することが大事です。お近くでうさぎを診てくれる獣医師を事前に探しておくこともとても重要ですよ。