2016年06月14日 掲載
うさちゃんは、日本人にとって身近であって、意外と知らなかった動物の一つだと思います。昔から、小学校等にいたのにその生態や飼い方があまり知られていません。
その為に間違った飼い方がされることも多いのではないかと思います。
例えば「兎は水を飲むと死んでしまう」。だから、水を与えない等ですね。
この講義を全て読んでもらった後、「うさちゃんを正しく飼う、飼育する」ではなく「うさちゃんと楽しく生活する」に変われるようになればいいなと思っています。
町田 修
年をとったから起きる老化による体調変化と病気を一緒に考えないことが大切です。「前は出来ていたトイレが 最近出来なくなった」なんていう時、もしかしたらおしっこに関係する病気だったりする事もあります。「最近涙目になって来たけど年なのよね」と自己判断せずに先ずは信頼できるペットショップや獣医師に気楽に相談してください。実は感染症からくるものだったりします。シニアでもヤングでも早く病気を見つける事は早期治療につながります。いつもと違うなぁ、でも獣医師に言った方がいいかなぁと言うとき、迷わずに気楽にお店に来て下さい。うさぎさんが一緒でなく てもかまいません。先ずは一緒に考えましょう。そして、お家に帰ってからうさちゃんの何を見るかをアドバイスできると思います。
病院には病気になってから行くのではなく、普段から「ホームドクター」を決め、定期的に診て貰もらう事をお勧めします。また毎年同じ時期、特に季節の変わり目に定期検診を受け、一年前の状況と客観的に比べることで季節変化による体調不良を事前に発見したりすることができます。もちろん、獣医師と飼い主さんの信頼関係を築く事やうさちゃんが病院へ行った時にストレスにならないようにしてあげる事もとても大切です。
うさぎのしっぽがお勧めする定期検診は
ヤング(若年期)1年に2回程度(半年に1回)
シニア(高齢期)1年で4回程度(季節の変わり目)です。
もちろん自宅から行ける救急病院を調べておく事も大切です。