飼育書を見ると、「必ず床はスノコか牧草を敷いて下さい」というのがおきまりの文句ですが、「しっぽ」では敢えてこれに逆らって金網床のケージを売り続けています。何故かといいますと「しっぽ」で扱う輸入ケージの金網床はうさぎさんの足に優しいからです。

うさぎは、個体差がとても大きい動物です。1匹つづ、食べ物の好みや行動パターン、そして、おしっこのそそうや、お腹の調子も本当にまちまちです。足の裏にパットがなく毛がみっしり生えているうさぎさんだからこそ、必要に応じて、いろいろな環境を作ってあげる事のできるケージが理想的なんです。金網床の場合、後からスノコも入れられるし、おしっこや軟便で足の裏が汚れる事もありません。こんな思いで、周りからの質問の山にも負けず、扱い続けてきました。最近は専門店からも問い合わせが多くなってきています。

このケージはおしっこの掃除もとても簡単なので、徐々に理解されたんだと思います。この輸入ケージの進化版の「プロケージ」は、様々な改良点を加えて作りました。かなりおすすめです。





【うさぎは完全な草食動物】

草を食べて生きているうさぎは、そのための様々な機能を持っています。これはうさぎの健康を考える上でとても大切です。動物の健康を考える時に、比較検討するのは自分達になりますが、私達とうさぎは異なる消化システムなのです。

◎唇
上唇が縦に割れています。これは、草などをこの唇を使って上手に取り込むのを手助けしています。牧草を一本うさぎにくわえさせると上手に口の中に入れていきます。唇は草を食べるうさぎにとってかなり重要な役割を果たしています。

◎門歯
草を噛み切ったり、固いものをちぎったりする役割をにないます。上4本、下2本(上顎の門歯は2重になっていまして、見える大きな歯の裏に小さな歯が2本重なるように生えています)。うさぎの歯は生涯延び続けます。当然ですが、この前歯に相当する歯も年間10cm以上延びるのです。よく固いものを食べさせて歯を磨耗しましょうと言われますが、この歯の磨耗については、上下の噛み合わせによることがほとんどです。実際飼いうさぎの食生活では、最悪の場合、この歯がなくてもどうにかなります。延び続けるうさぎの歯は、特に成長期にはちょっとしたことで歯の向きが変わったり、綺麗な噛み合わせでなくなったりする事があります。遺伝的な要素が強いかもしれませんが、成長期に適切な研摩をすることで、成体時には全く正常な歯に戻ってしまうことも少なくありません。ですから、仔うさぎの時期に十分に門歯を観察する事はとても重要になります。ちなみに成長の過程で下顎の方が速く大きくなると、下の歯が上の歯と合わさるバッティングという時があります。このような場合、成長すると大抵正常な状態に戻りますが、念の為に、適切な研摩するのが賢明でしょう。


門歯の研摩の仕方:うさぎの門歯は、全面が固く、後面が柔らかくなっています。ですから自然と楔形のような形に削れてきます。仔うさぎの歯を研摩する時にはこの形になるようにします。使用するものはダイアモンド粉のついている工業用の丸やすりです。これは柔らかい皮膚には傷をつけません。一方向にゆっくりと擦り削っていきます。保定ができないようなら、獣医師に相談しましょう。

◎臼歯
食べた草などをすりつぶして後の消化に負担をかけないようにする役割があります。上6本、下5本。門歯のような速いスピードではありませんが、やはり生涯延び続ける歯です。この歯は、胃に行く前に固い草などを細かくすりつぶす重要な役割があるので非常に大切です。歯の異常については、門歯が遺伝的な影響が強いのに対し、臼歯は食生活の影響が強いと言われています。それは、うさぎはもともと固い草や木の皮を食してきたのが、人間に飼育されるようになって適切な栄養をとる為に開発された固形フードを食べるようになってきた為だとも言われています。確かに適切な栄養をとれるようになった分けですから寿命は延びましたが、うさぎの固い草をすりつぶすというシステムに変調がきたわけです。野菜中心の食生活という考え方もありますが、栄養価的にどうなのだろうかという疑問も残ります。最近ペレットの成分について議論はされていますが、臼歯の磨耗とペレット粒子についてはあまりされていないと思います。実は優秀なペレットは、その粒子も荒く、臼歯を使って食べる時間が長いのです。臼歯が不正交合になると牧草などの草や野菜を食べることが辛くなってきます。そうなると益々不正交合が強くなると言う悪循環が生まれます。


臼歯の不正交合が生じる原因:(1)門歯の不正交合:門歯が斜めなっていたりすれば当然交合の動きが不自然になります。そうなれば臼歯にも影響がでます。 (2)食生活の問題:牧草など臼歯を使う食生活をしていないうさぎは、口の動かし方が下手になります。いざ食べようにもうまく食べられないのです。また、細かい粉を固めただけのペレットを食べているうさぎも同様です。 (3)口の中の傷:口の中に傷ができたり、臼歯と口の間に異物が入ったりするとうさぎは口の動かし方がかわります。そうすると必然的に磨耗のされ方も変わるのです。うさぎの歯は簡単に磨耗される程柔らかくなっています。ですからこの程度でも臼歯が斜めに削れるという事が起きるようです。

臼歯の不正交合を防ぐような食生活:牧草、わら、木の皮など臼歯を使って食べる様々な物を与えて下さい。この多様性が必要だと思います。おやつにしても粉を固めたものでないものがいいでしょう。牧草はマメ科、イネ科とありますが、おそらくこの種類が一番と言う考えではなく、いろいろなものを食べることでいろいろな歯の動かし方をするのではないでしょか。牧草ではオーツなどのような固い牧草もお勧めです。


◎胃腸
完全草食性動物ゆえのシステムがあります。これは、「フンの食べ戻し方法」ともいわれるシステムです。穴うさぎは、夕方から夜、草などの食事をします。そして、日中、食べ戻すフン(盲腸フン)をして、巣穴の中でゆっくり、誰にも邪魔されず食べます。このリズムは、飼いうさぎにも残っていて、やはり一番の食欲は夜におきて、午前中くらい迄に盲腸フンをします。そして夕方から夜にかけて一番活動性があがり、固いころころのフンをして、食事も旺盛にするのです。盲腸フンの生成は、ストレスとも関係があり、ストレスがかかったりすると時間をかけて作られるようです。最近盲腸フンが遅くでて食べ残しているような事があれば、ストレスなどの理由により盲腸の働きが鈍っているか、生活スタイルが変わったか、餌を与える時間や餌の種類がかわったなどの原因を考えてみるといいでしょう。

胃の中に入った食物は、ここナ水分などと混ざって粘土状のものになります。水分の摂取が少ないとせっかく食べた食物が胃で留まりやすくなります。特に離乳直後のちいさな仔うさぎなどは気をつけなければいけません。胃を通過した食物は小腸で吸収されるのですが、この時、草を細かくした程度の食物はほとんど吸収されません。次に盲腸にいきます。ここでは、バクテリアなどの働きによって食物である草は発酵され消化吸収できる形になります。ここでは時間をかけて、タンパク質やビタミンなどが合成されるのです。この合成されたものが盲腸フンとなりおしりからでてくるのです。盲フンが食べられないと重大な問題となり死亡にもつながるとも言われていますが、下半身不髄や肥満などで長期食べていないうさぎさんもしっかり生きている子はいます。ですから、食べ戻さなくても消化吸収されているものもあるのかも知れません。盲腸は、腸内細菌叢という微生物の巣のようになっています。この細菌は、盲腸フンや固形のフンをたべることで実は体内に戻されているのです。また、体の周りについた微生物も毛繕いを通してお腹の中に入っていきます。このようにうさぎは微生物とはきっても切り離せない関係があるのです。
うさぎの飼育方法
お勧め飼育書



1:飼い方講座
「うさぎの健康」
ワンポイント
「寒さ対策part1」

2:飼い方講座
「うさぎの行動と体のしくみ...」
ワンポイント
「寒さ対策part2」

3:飼い方講座
「うさぎの情報収集方法」
ワンポイント
「グルーミング特集part1」

4:飼い方講座
「HANDグルーミング」
ワンポイント
「花粉症」

5:飼い方講座
「うさぎの消化の方法と特徴」
ワンポイント
「夏対策」

6:飼い方講座
「うさぎの食生活サイクル」

7:飼い方講座(最新)
うさぎの皮膚とうさぎの性






夏対策についての簡単な考え方とお勧め商品の紹介をしたいと思います。

【ケージの置き場所】
日陰で風通しがいい場所が基本です。お部屋の中で言うと、個室の中というより、空気の流れのある明るい場所、リビングなどで直射日光が当たらない場所がいいですね。暑さがあっても空気の流れがあるだけで、かなりの違いがありますので、空気の淀まない場所がポイントです。

【室温対策】
エアコンなどを考える前に、して欲しい事があります。それは、部屋に入ってくる熱をできる限り防ぐ事です。簡単な方法としては、窓の外側の遮光を考えることです。例えば、よしずやすだれです。日中は雨戸やシャッターをしめているからという方も、よしずやすだれで室内温度の上昇を防く事ができるはずです。

【エアコンの上手な使い方】
おそらくほとんどのお家にはエアコンがあるはずです。夏の暑い時期にはこれを使わない手はありませんね。しかし、使いすぎて電気料金表を見るのが怖くなるのも困りものです。賢い使い方としては、暑さがそれほどでない時には、空気の流れを作ることを考え、窓を開ける、扇風機を使用する、エアコンの送風やドライだけにする事を考えてください。暑くなる時間には、室内への直射日光を防ぎながら、少しエアコンをいれてもいいかもしれません。また、この暑い時間帯は、冷蔵庫から冷たい、冷凍ボトル(ボトルに水を入れ凍らせたもの)などをうさぎさんの側に置くのもいいかしれません。

【暑さ対策ペット用品の使い方】
室温が非常に高いときには、エアコンや氷など積極的な対策を考えなければいけませんが、やっぱり暑いという状態の程度の時、暑さ対策ペット用品は役に立ちます。


クールボード
確実にうさぎさんの体温を吸収し、アルミ板から熱を放散させます。但し、室温が30度の後半までいくとあまり効果はありません。
●クールボードミニ
●クールボードSS
ストーンマット
クールボードより効果はありませんが、動かせにくいのとうさぎさんが乗りやすいのが特徴です。
プチクールファン
電池とコンセント、両方からに電源可能なので、携帯用にもなり、万が一停電などになった時などにも使えるので「備えあれば憂いなし」的な用品です。



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